所長ブログ

2014年11月24日 月曜日

[書評]大津透 ほか 編 岩波講座 日本歴史 第1巻 原始・古代1(岩波書店)


仕事と関係のない書籍について、1冊書評をしたいと思います。今回、書評をするのは、「岩波講座 日本歴史 第1巻 原始・古代1」です(本記事は書評なので、この後は、「です」、「ます」調ではなく、「だ」、「である」調で書きます。)。

本書は、全22巻のシリーズの第1回配本であるが、通史を踏まえたシリーズなので、日本史の基礎知識を強化するのに役立ちシリーズになるのではないかと思う。第1巻なので、最初に、編者の一人である大津東京大学教授による「古代史への招待」という論考が収録されており、そこで述べられている「古代史では...分析視角を定めることが重要」(4頁)という指摘などは、古代史を学ぶものにも役立つと思う。

本書の収録範囲は、旧石器時代~古墳時代中期であるが、高校レベルの日本史の知識が身についていれば、十分に読みこなせる論文集であり、テーマ設定も「通史」を重視した穏当なものなので、好適なシリーズになると思う。日本人である以上、日本史について一定の知識を持っていることは必要なので、この機会に、本シリーズを読んで行き、全巻を読破したい。

日本史の知識も重要ですが、本業は弁護士ですから、弁護士業務も勿論頑張っていますので、何かお困りのことがありましたら、ぜひ、東京・池袋所在の林浩靖法律事務所にご相談ください。

弁護士 林 浩靖

投稿者 林浩靖法律事務所

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