所長ブログ

2016年1月18日 月曜日

[書評]首藤伸夫外編著 津波の事典(縮刷版)(朝倉書店)


1冊書評をしたいと思います。今回、書評をするのは、「津波の事典(縮刷版)」です(本記事は書評なので、この後は、「です」、「ます」調ではなく、「だ」、「である」調で書きます。)。

本書は、首藤伸夫東北大学名誉教授らが編集し、数多くの地震学、津波学の教授による事典である。

2007年に初版が発行された本書は、2011年の東日本大震災の後、縮刷版が刊行された。「津波に関する現時点での科学技術を一括して取りまとめて示すこと」(はじめにⅳ頁)を目的とするため、「津波を理解する理学」(はじめにⅱ頁)と「その被害を防ぐ工学」(はじめにⅱ頁)の双方に目配りされている。

「津波に学問のメスが加えられたのは、明治三陸津波(1896)から」(はじめにⅰ頁)であるから、まだ、研究されている年数が多くなく、分かっていないことも多い。しかしながら、日本は有数の津波被害を受けている国であり、その基本的な知識はきちんと押さえておかねばならない。

また、業務の上でも、当職は、原発事故被害者の賠償問題にも関わっているが、そこでは、事故原因として津波が問題となっており、その基本的な理解は欠かせない。その意味で、業務にも直結している。事件処理に当たっては、法律についての知識だけでは不十分なことを改めて感じるところである。

林浩靖法律事務所は、法律に限らず、必要な基礎知識をきちんと押さえて業務しておりますので、何かお困りのことがありましたら、ぜひ、東京・池袋所在の林浩靖法律事務所にご相談ください。

弁護士 林 浩靖

投稿者 林浩靖法律事務所

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