所長ブログ

2016年10月17日 月曜日

[書評]藤田広美 民事執行・保全(羽鳥書店)

1冊書評をしたいと思います。今回、書評をするのは、「民事執行・保全」です(本記事は書評なので、この後は、「です」、「ます」調ではなく、「だ」、「である」調で書きます。)。

本書の著者は、元裁判官で、現在は、琉球大学法科大学院教授で弁護士である。裁判官時代には、書記官の研修所の教官を複数回務めている。

本書は、「執行と保全との機能的連関を重視」(まえがきⅵ頁)し、そのため、執行と保全の関連する制度が、並行して説明されている。執行を説明してから、最後に保全をまとめて説明する。
そして、「担保施行法制の歴史は執行妨害との闘いの歴史であるといっても過言ではありません」(274頁)という認識の下に、必要に応じ、法改正の経緯や判例の変遷なども踏まえながら説明しており、分かりやすい民事執行法・民事保全法の概説書といえる。

林浩靖法律事務所では、広く目配りして情報を収集し、お客様に常に満足できる最良のサービスを提供させていただく所存ですので、何かお困りのことがありましたら、ぜひ、東京・池袋所在の林浩靖法律事務所にご相談ください。

弁護士 林 浩靖

投稿者 林浩靖法律事務所

カレンダー

2024年2月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29