所長ブログ

2014年5月 6日 火曜日

[書評]金子宏 租税法(第19版)(法律学講座叢書)(弘文堂)

1冊書評をしたいと思います。今回、書評をするのは、金子名誉教授の「租税法(第19版)」です(本記事は書評なので、この後は、「です」「ます」調ではなく、「だ」「である」調で書きます。)。

本書の著者は、東京大学名誉教授であり、租税法の分野では、まさに第一人者といえる方である。この本は、以前書評をした平井名誉教授の「債権各論Ⅰ上契約総論」(該当する記事は、こちら)と同じく、法律学講座叢書シリーズの1冊であるが、この本は、学生向けの教科書というよりは、「理論と制度の両面から現行租税法の全体をカバー」(序ⅲ頁)する本文が971ページに及ぶ重厚な体系書であり、実務家が租税法の基本書を持つ場合、通常、この書物を持つことが多いだろう。特に、「平成17年以降、毎年、本書の改訂」が行われており(序ⅰ頁)、常に最新の情報に更新されているという点でも、実務家が安心して使える書物である。事件処理の際には、この本を手引きに、法律や通達の内容を確認しながら、処理していくことになる。

そして、今年も改訂されたので、新版を購入したので、この機会に読み直してみた。税法の条文には、読みにくいものが多いので、本書のような手引きがあることは本当にありがたいと思う。勿論、最新の改正に対応している。

林浩靖法律事務所は、租税法に限らず、最新の情報をきちんとフォローしていますので、必ず、ご満足いただけるサービスをご提供しています。何か、お困りごとがございましたら、ぜひ、東京・池袋所在の林浩靖法律事務所にご相談下さい。

弁護士 林 浩靖

投稿者 林浩靖法律事務所

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