所長ブログ

2015年3月30日 月曜日

[書評]佐藤優 同志社大学神学部 (光文社)

1冊書評をしたいと思います。今回、書評をするのは、「同志社大学神学部」です(本記事は書評なので、この後は、「です」、「ます」調ではなく、「だ」、「である」調で書きます。)。

本書は、以前、書評をした「新・帝国主義の時代 左巻 情勢分析篇(中央公論新社)」(該当する記事はこちら)、「世界史の極意」(該当する記事はこちら)と同じく、作家・元外務省主任分析官の佐藤優氏の著書である。

この本について、著者は、はしがきにて、「若い世代への伝言となる作品を優先して出すことにした。その第一作」(3頁)である旨を述べている。その内容は、著者の同志社大学神学部の学部生・大学院修士課程の大学院生だった時代の回想であるが、著者がどのように神学を学んだかということについての思考過程や経験が述べられているので、神学の入門書と言う役割も果たしていると思う。

「京都の町は、観光客と学生に対して優しい」(9頁)、「京都では北に行くことを上ル、南に行くことを下ルという」(10頁)等の小ネタもはさまれているが、基本的には、大学生・大学院生時代の著者の思索・経験を述べるものなので、最終的には、石井裕二同志社大学神学部長(当時。現在は名誉教授・故人)の言葉である「牧師は、教会の中だけで働くのではない。社会のあらゆるところで働かなくてはならない」(348頁)ということが著者の結論なのだと思う。

キリスト教神学の入門書としても面白く、いろいろ考えさせられる書物であった。

林浩靖法律事務所は、法律に限らず、教養を身に着け、社会のためという確固たる信念を持って業務しておりますので、何かお困りのことがありましたら、ぜひ、東京・池袋所在の林浩靖法律事務所にご相談ください。

弁護士 林 浩靖

投稿者 林浩靖法律事務所

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