所長ブログ

2017年7月14日 金曜日

[書評]内田勝一 借地借家法案内(勁草書房)

1冊書評をしたいと思います。今回、書評をするのは、「借地借家法案内」です(本記事は書評なので、この後は、「です」、「ます」調ではなく、「だ」、「である」調で書きます。)。

本書の著者は、早稲田大学教授であり、ご専門は民法・土地法である。

「本書は、①日本の借地借家関係がどのように発展してきたのかという歴史的視点、②日本と同じような政治的・経済的・社会的制度にある国々の借地借家法との比較という視点、③法が社会的文脈の中でどのような現実的機能を果たしているのかを考察し、社会的実態を重視するという観点から考察している点が、類書と比べた特徴です」(はしがきⅰ頁)とのことである。

「建物の賃貸借関係は時代により変化してきました」(293頁)が、借地借家法制についいては、民法の債権各論において、賃貸借契約の説明の中でなされることが多く、借地借家法を単体で取り上げる書物は、特に最近は実務書が目立ち、学者が一貫して書いたものが思い浮かばない。そのような中で、本書は、学者による借地借家法の入門書であり、安定感がある。

本年5月にいわゆる債権法改正が成立したが、本書では、「借地借家法は快晴の対象になっていませんが、民法の賃貸借に関する規定に関しては快晴が予定されていますので、必要な場合には、改正法案についても解説しています」(はしがきⅱ頁)なので、改正法に対応しているといえ、有用性は高いといえる。

林浩靖法律事務所では、本書に限らず、常に研鑽を怠らず、お客様に常に満足できる最良のサービスを提供させていただく所存ですので、何かお困りのことがありましたら、ぜひ、東京・池袋所在の林浩靖法律事務所にご相談ください。

弁護士 林 浩靖

投稿者 林浩靖法律事務所

カレンダー

2026年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31